諦めるのに慣れそうで嫌だ
こんにちは、
精神科医の諸藤えみりです。
自分の命を
軽率に扱う人がいます。
危ないことをして
救急搬送を繰り返す。
死ねないと分かっている。
分かっているけれど
自分を傷つけることを
やめられない。
自分を傷つけることは
周りの人たちも
傷つけているのと同じ。
この方を大切に思う人たちの
心をえぐっている。
同じなのだけれども、
この方は分からない。
そして
私の声も届かない。
私は神様じゃないから、
目の前の方
全員を救えるわけではない。
何とかしたいけれど
何もできない。
そんな自分に
何度も対峙する。
目の前の方と
自分に静かな失望を繰り返す。
諦めるのに慣れそうで
嫌だ。
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