なぜ人は失敗を恐れるのか



こんにちは、

精神科医の諸藤えみりです。



「失敗してもいい」

「失敗こそ成功に続く道だ」

歴史上の偉人たちは言います。



そんなこと言ったって

怖いものは怖い。

失敗したくない。


挑戦することに

二の足を踏む方はいます。



では、

なぜわたしたちは挑戦することに

恐怖心が出るのでしょうか。



・失敗すると失望される。

・誰もいなくなる。

と思っているからです。




わたしは絶対に失敗したく

ありませんでした。



大学病院での教授回診でも

失敗しないよう、

準備に準備を重ねていました。



教授回診がある

月曜日は朝からブルーです。


みんなの前で注意されると

もう最悪です。

この世の終わりくらいに

感じていました。




なぜここまで

失敗することに

恐怖を覚えるかのか。



失敗すると

「自分がダメな人間だと

思われる。」

「失望されて

周りから人がいなくなる。」

と思っていたからでした。




人がもっとも恐れていることは

「孤独」です。


1人ぼっちが1番つらい。



孤独にならないために

失敗を回避する。



もっと言うと、

失敗しないために

挑戦さえもしない。





ではどうするのか。


一度失敗することです。



「失敗した。

でも大丈夫だった。」

の経験を積む。



「失敗してはいけない」

と考えるから苦しい。



それを

「失敗してもいい」

にする。



失敗してはいけないと考えると、

川で溺れないように

必死にもがいているのと同じ。



失敗してもいいとなると、

川の流れに身を任せれます。



実際わたしは

休職という失敗をしました。

(今考えると必要な経験で

失敗ではないのですが。)


でも、大丈夫だった。



周りはわたしに失望することなく

助けてくれました。


孤独になることもなかった。



大丈夫でした。

優しい世界でした。



失敗が怖い人は

もっと世界を信用しても

いいかもしれません。






わたしもいまだに

失敗が怖いときがあります。



そんなときは、

「失敗してやるぞー!!」

で飛び込む。



失敗してもいいんだもん。


やらないで後悔より、

やって後悔。





精神科医 諸藤(モロフジ)えみりの心のレッスン

精神科医のわたしが日々の思ったこと、感じたことを書いています。

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