嫌なことを思い出して何度も自分を傷つける
こんにちは、
精神科医の諸藤えみりです。
「注意されると
わたしの存在を否定されたと感じる」
のブログの続きです。
この件は
感情を出し尽くし
昇華させたと思っていました。
しかし、
注意された場面を
何度も思い出してしまいます。
感情を呼び起こし
自分を責めるのです。
「はい!
この件は終わり!次いこう!」
と、なる人が羨ましい。
やめたいと思う反面、
自分を責めて安心するわたしがいる。
やっぱりわたしはダメだと思い
安堵する。
なぜなら
自分を低く見積もると
また否定されたときに
傷つかないから。
「どうせわたしには無理だよ。」
と諦めたら
新しいことに挑戦しなくていい。
同じ場所にいれる。
傷つかずにいられる。
傷つきたくない。
他人から傷つけられないように、
自分で自分を傷つける。
自分を責めていたら、
今度は怒りの感情が出てきた。
「なんであんなこと言われなきゃ
いけないんだ。」
「わたしに失礼だ。」
自分のいたらなさを棚に上げ、
わたしを注意した人を
攻撃したくなった。
・いつかギャフンと言わせてやる
・肩を並べるくらい成長してやる
と、怒りを燃料にしようとも
考えた。
しかし
気持ちは収まらない。
注意された事実は消えず
わたしを苦しめる。
自分の中で
しっくりくる言葉を探す。
「平気。」
ぜんぜん平気じゃない。却下。
「もう気にしない。」
めちゃくちゃ気にしてる。
却下。
「許す。」
…………………ん?
「許す。」
「許す。」
しっくりくる。
これだ!!
自分を責めてしまうわたしも、
わたしを否定したあの人も、
許す。
ぜんぶ許す。
頭の中で注意された出来事を
思い出しそうになったら、
「はい許す許す許す
あーもー完全に許す」
とマントラのように唱える。
1日100回くらいは
唱えたでしょうか。
怒りや悲しみが出たら
自分を俯瞰し、
「あー、わたし、
今怒っているんだな。」
「悲しいんだな。」
と感情から距離を取る。
今もまだ実践中。
今回は感情が揺れ動いて
しんどかった。
生きるのってしんどい。
心がこんなに吹き荒れるとは
夢にも思わなかった。
想定外のハプニングは
勘弁してほしい。
これだけ辛かったんだから
次は絶対に
いいことがあると信じたい。
今はただ
嵐が過ぎ去るのを待っている。
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