なぜ好きなことをするといいのか
こんにちは、
精神科医諸藤えみりです。
「好きなことをすれば成功する」
「好きなことなら苦にならない」
などの名言があります。
本屋さんをのぞいても
「好きなことを仕事にしよう」
という本が並んでいます。
好きなことをやろう
という流れがあります。
それはなぜか。
今のわたしたちに
必要なテーマだからです。
説明します。
わたしたちが生きる日本は
ありがたいことに
平和です。
食べものがあふれ
夜も安心して眠れます。
命の危険を感じることなく
一生を終えることができます。
昭和は我慢の時代でした。
戦後で貧しかった時代、
人々は我慢して働きました。
三種の神器の
冷蔵庫や洗濯機、
テレビを買いました。
幸せになれました。
今も昔と同じように
我慢して働いて
幸せになれるでしょうか。
なれないと思います。
となると、
この時代を生きる私たちは、
なにをすべきか。
「楽しい」
経験を積むことです。
つまり
自分の好きなことをすること。
「モノよりコト」
の言葉も浸透しましたね。
物質的に豊かになった今、
求められるのは経験です。
それも、楽しい経験です。
わたしは職業柄、
人が亡くなるときに立ち合います。
「人は必ず死ぬ」
を意識せざるを得ない。
もし今自分が他界するとして、
後悔はありませんか?
「もっと楽しめばよかった。」
となりませんか?
でも、
何かを始めようとすると
抵抗が出ます。
時間だったりお金だったり。
そこでやめてしまうと
今まで通りです。
勇気を出して
一歩踏み出しましょう。
好きなことをやる。
もしかしたら
家族に反対されるかもしれません。
それでもやるの?
と自分に問うてみてください。
「やる!」
が出たらやるしかない。
「怖い。」
が出たら立ち止まる。
時間をおいてまた自分に問う。
この繰り返しです。
一歩踏み出すと
少しずつ人生が変わります。
もし、
紛争の起こっている国に
生まれたのならば
生きのびることがテーマになります。
でも、
わたしたちは日本に生まれた。
だったら
好きなこと、しましょうよ!
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