わたしの占いとの付き合い方



こんにちは、

精神科医の諸藤えみりです。



占いはお好きですか?

わたしは好きです。



でも、占いに行くときは、

「わたしは~したい。」

と、気持ちが定まっているとき。

答え合わせをしに行きます。



そうでないと

占いの結果に

振り回されてしまうからです。





わたしの経験談です。

わたしの医局は

入局後、数年間は異動が多いです。



1,2年勤務し、また次の病院に行く。



さまざまな病院で

経験を積むためです。



わたしは入局後、

1年間大学病院で学びました。


その後、

地方の精神科単科病院に

異動しました。



1年間勤務し

また大学病院に戻るよう

異動が出ました。




わたしは抵抗しました。

今の病院が楽しく、

戻りたくなかったからです。



戻りたくない。

戻らなければいけない。


途方に暮れ、

どうしたらいいのか分からず

占いに行きました。





占いの結果は、

「大学病院に戻ったほうがいい。」

でした。



よく当たると評判だったので、

戻りたくないと思いつつ

異動に従いました。



が、

大学病院はつらかった。



「嫌だ。」

「しんどい。」

と心が言っていたのに、

頭で

「占い通りにしなければいけない。」

とねじ伏せていました。


結果、休職しました。




「占いの言う通りにしたのに。」

と恨みも出ました。


自分の責任なのに、

占いのせいにしていました。






占いに人生の決定権を渡し、

自分の気持ちを顧みなかったので

苦しかったです。



今でもわたしは占いに行きます。

でも、

どうしたらいいのか

分からない状態では

行きません。



まず自分の心に聞きます。

答えが出て、

背中を押してもらうために行きます。


すると

占いの結果が私の気持ちと

同じになります。

不思議。




これがわたしにとって、

占いといい関係でいられる

付き合い方です。




占いとの付き合い方は人それぞれ。

楽しく付き合っていきたいですね。






精神科医 諸藤(モロフジ)えみりの心のレッスン

精神科医のわたしが日々の思ったこと、感じたことを書いています。

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