断られたときに傷つく



こんにちは、

精神科医の諸藤えみりです。



今日は、

「何かを

お願いして断られたとしても、

傷つく必要はない。」

というお話です。



なぜ

断られたら傷つくのか。


自分自身も

否定されたと感じるからです。





わたしの過去の話です。


わたしは

「見捨てられる」

恐怖が強かったです。

(今もまだあります。)



見捨てられる。

つまり、

1人になる。

孤独が怖いのです。



見捨てられないよう、

他人の期待に必死に応えていました。


お願い事は断らない。

どんなに大変でも

相手の要求に応えることで

わたしの誠意を伝えていました。




逆に、

わたしが誰かにお願い事をするときを

考えてみます。


わたし「○○ちゃん、

今度一緒に△△に来てほしい。」

「ごめん。

用事があって行けない。」

と、断られたとします。



「なぜ?

わたしだったら断らないのに。」

と、なります。



わたしは

要求に応えようと頑張っている。

周りも同じようにするのが

当たり前。

なのに断られた。



「わたしのことは大切じゃないの?」

と、思ってしまいます。


拒絶されたように感じて

傷つきます。





断られても

傷つかなくなったのは

「断られても

わたし自身を

拒絶しているわけではない。」

と、分かったからです。


これまでは

相手の行動で

自分は大切にされている、いないを

判断していました。



相手はただ

「行けない。」

と伝えただけ。


わたしの要望に応えてくれない。

=(イコール)

わたしは大切じゃない。

の、謎の方程式を破棄しました。





断られたときに傷つく人が

思い出してほしい言葉は

「断られることを怖がらない。」

です。


相手は

あなたが大切じゃないから

断るのではありません。


大切に思っていても

断るときはあります。




今はわたしも

無理なことは断っています。

できる範囲で相手に対応します。


相手の要望に

無理して応えなくなりました。


最初、断るのは勇気が必要でしたが、

「相手が大切でも断ることがある」

と自分で自分に経験させました。




線引きができるから、

お互い自立して付き合える。

断っても

断られても揺るがない関係性を

構築できる。






精神科医 諸藤(モロフジ)えみりの心のレッスン

精神科医のわたしが日々の思ったこと、感じたことを書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000