診察室は井戸端会議
こんにちは、
精神科医の諸藤えみりです。
今日は母の日でしたね。
母とお出かけしてきました。
日頃の感謝を伝えるのは
照れます🥰
ふとした瞬間に
母の老いも感じ、
切なくもなりました。
親子でいられる時間は有限。
「できるときに親孝行をしなければ。」
とも思いました。
さて、
今日のブログです。
経過が長い人で
症状が落ち着いてくると、
診察が世間話になります。
患者さんが最近あった出来事を
教えてくれます。
患者さんの
楽しそうな顔を見ると
わたしも嬉しい。
相手にどう思われるかを考えずに
話すことは
リラックスになります。
これ言っちゃダメかな、
あれ言っちゃダメかな、
と考えずに話す。
素の自分でいられますね。
わたしはカウンセリングで
この境地を目指しています。
なぜなら、
何でも話せる状況は
癒しだからです。
こないだは
患者さんがオススメの漫画を
教えてくれました。
お風呂場の
床の掃除方法を
教えてくれることもあります。
(オキシ漬けってやつ。
知ってました?
やってみたら画期的でした。 )
カルテには
「近々旅行に行くらしい。」
くらいしか書かないときもあります。
気兼ねなく何でも話せると、
自分が受け入れられていると感じ
信頼に繋がります。
お笑い芸人さんのように、
オチのある
面白い話でなくていい。
子どもが
「今日学校で
こんなことしたんだよ。」
と言うような、
取り止めのない話でいい。
しょーもない自分の話を
受け止めてくれる環境があると、
安心感が生まれます。
癒されます。
自分の話を聞いてくれる人の
言うことは
耳を傾けたくなりませんか?
患者さんたちは
わたしの話も聞いてくれます。
お互いに
コミュニケーションが生まれ、
外来が
あたたかい場になっています。
もし、
あなたに何も気兼ねなく
おしゃべりできる人がいるならば
幸福なことです。
話せる相手がいることは幸せ。
大切にしてくださいね。
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