他人の感情に責任を感じる
こんにちは、
ドクターかよです。
今日は
「他人の感情に責任を感じてしまう。」
というお話をします。
人と交流するときに
相手が満足していないと
自分の責任だと感じる人がいます。
なぜか。
「私は一緒にいても
面白くない人間だ。」
という思い込みがあるからです。
カウンセリングに
中学生の方が来られ、
コッソリ
胸の内を教えてくれました。
「同級生たちが楽しそうに
お喋りしていると
私も仲間に入れてほしくなる。
でも、
私なんかがその輪に入っても
同級生たちを
楽しませれない。
だったら、
外から見てる方がいい。」
私は彼女に聞きました。
「もしかして、
お友達と一緒にいると
『自分が場を盛り上げなくては。』
『楽しませなくては。』
と思ってる?」
彼女はその通りだと答えました。
過去の私と一緒です。
私も誰かと一緒にいるとき
『相手を
楽しませなくてはいけない。』
と、考えていました。
こんな考えで人と接すると
ドッと疲れます。
「こんなに疲れるのなら
1人の方がいいや。」
となっていました。
なんでこんなことを考えるかと言うと
「私は一緒にいても
面白くない人間だ。」
という思い込みがあるからです。
私と一緒にいても
つまらない。
だから
相手を喜ばせようとする。
一緒にいて相手が
楽しそうか、
喜んでいるか、
を気にする。
つまらなそうだと
不安になる。
相手の不満を自分の責任だと
感じてしまう。
小さいころに
親の不機嫌を眼にする機会が多いと、
自分に責任があると
思い込んでしまう人がいます。
心のクセですね。
私は彼女に言いました。
「私もあなたと一緒だから
気持ちはよく分かる。
でも、よく考えてみて。
一緒にいる人が
楽しんでいるかどうかは
私たちにはどうしようもなくない?
相手の気持ちは
コントロールできないでしょ?
私たちに必要なのは、
誰かと一緒にいるときに
私たち自身が楽しむこと。
だって、
一緒にいる人が楽しそうだったら
嬉しいよね。
しかめっ面で
こっちの顔色を窺われても
困るでしょ笑」
こう言うと、
「確かに!!」
と、納得してくれました。
勇気を出して
同級生たちに話しかけてみるそうです。
相手の感情を気にして
人と関わることに躊躇するときは
まず自分が楽しむこと。
その方が
相手も喜びますよ。
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