うまくいかないときは人生を◯◯のように考える🤔



こんにちは、

精神科医の諸藤えみりです。



今日は

うまくいかないときは

「人生を映画のように

例えたらいいですよ。」

というお話をします。





外来に

うつ病で休職されている方が

来られています。



今までの職場は退職し、

心機一転

新しい職を探しています。


まずは短時間から働き始めたいと

言われました。



仕事内容や通勤距離を考慮しつつ

探しているのですが

なかなか見つかりません。



「自分に合う仕事はないのかな。

社会復帰は難しいのかな。」

と、意気消沈されていました。




うまくいかないとき、

私もよくあります。



こんなとき

私は人生を映画に例えます。

(よく恩師がこの例えをしてるから

私も真似してます👍🏻)



人生を

2時間の映画と

考えてみてください。



私の人生を

2時間の恋愛映画としますね。



私の人生なのだから

脚本家も私。

もちろんハッピーエンドの映画を

作ります!!



でも、

スタートからエンディングまで

ずっとラブラブだと

どうですか?



「ちょ、いい加減にしてくれよ…」

と、私はなります笑



恋敵が出てきたり

邪魔が入ったりするから

面白いと思うんです。



2時間ずっと

イチャイチャされる映画って

見てられないです。

(厳しい…

恥ずかしくて見ちゃおれん笑)



なので

私たちは人生を盛り上げるために

途中でイベント(何かしらの出来事)

を入れます。



起きたイベントによって

新しくストーリーを作るんですけど、

ハッピーエンドだった映画を

サスペンスやホラーに

変えてしまうことがあります。



シナリオを

書き換えてしまうのです。



途中で起きた出来事から

「ああなったらどうしよう。」

「こんなことになったら嫌だ。」

とあらゆるマイナスを想像し、

ハッピーエンドから

サスペンスやホラーにしていきます。



ネガティブな想像力は

どんどん膨らむので

サスペンスやホラー映画に

なるのです。



このように考えると、

この方は

「仕事が見つからない。」

「このままだと生活が危うい。」

というサスペンスのストーリーを

思い描いてる状態です。



うまくいかないときは

「自分は今、

人生を盛り上げるために

イベントを作ってるのかな?」

ぐらいに考えられると

深刻になりません。



真剣にはなるけれど

深刻になる必要はないからです。



ネガティブになったときは

「あ、また脚本がずれた。」

と、冷静に見れたらいいのかなと

思います。



『どうしようどうしよう』

となると

不安は増長しますからね。




この方は

折れそうだった心を立て直し、

もう少し職を探してみると

言われました。





偉そうに言いましたが、

かく言う私もすぐ

ホラーやサスペンスの映画に

脚本を変えてしまいます😭



「思った通りにいかない。

うまくいかない。」

と落ち込みます。



こんなときは

「うまくいかないかも

しれないけれど

最後にはハッピーエンドになる。

今、分からないだけ。」

と考えるようにしています。



ハッピーエンドは

自分で決めれますからね。





生きていれば

どうしても

不安やマイナスに傾きます。



傾いても、

またゼロのポイントに戻ることが

安心とともに生きる秘訣なのかなと

思いました。





精神科医 諸藤(モロフジ)えみりの心のレッスン

精神科医のわたしが日々の思ったこと、感じたことを書いています。

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