後輩ちゃん



こんにちは、

精神科医の諸藤えみりです。



わたしが

他人との比較をやめた話です。


どうやってやめたかを

お話します。





わたしには後輩がいます。

とても優秀。


勉強熱心で、患者さんにも優しい。

学会発表もバンバンしている。



彼女がわたしの勤める病院に

赴任してきたとき、

わたしは焦りました。



バリバリ仕事をこなす彼女を見て

不安になったのです。





先輩としての意地もあるけれど

彼女と自分を比べて

落ち込む。


わたしはこの病院に

必要ないと思い込み、

転職先を探したりもしました。


完全な思い込みです。





他人との比較を

どうやってやめたのか。


自分に集中したからです。




「目の前の人にベストを尽くす」

自分の仕事のみに集中し、

頭から後輩を追い出しました。



いつの間にか

気にならなくなっていました。



わたしにはわたしの

できることがある。

やれることをすればいい。


比べる必要がない。





じゃあなぜ比べるのか。


周囲から評価が欲しいから。

上司たちに認めてほしいから。

です。



そもそも、

仕事ができるという定義って何?

って話です。



ある医師の定義は

患者さんの数を

さばくことかもしれない。


違う医師になると

1人の患者さんに

じっくり向き合うことかもしれない。


人それぞれ違います。



みんな違うのに、

全員に認められたいだなんて

無理ですね。


だったら

自分がやれることを

するしかありません。


周囲の評価なんて放っとく。

評価は勝手についてくる。





他人の評価が欲しくなったとき。


そんなときは

自分に集中する。


迷ったらここに立ち返る。



迷っても

戻る場所が分かっていれば、

強い。






精神科医 諸藤(モロフジ)えみりの心のレッスン

精神科医のわたしが日々の思ったこと、感じたことを書いています。

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