職場の先輩やだな😑
こんにちは、
精神科医の諸藤えみりです。
苦手な人をずっと考えることは
ありませんか?
今日は
職場での切り口で、
わたしのエピソードをご紹介します。
あるあるシチュエーションだと
思うなぁ。
過去のわたしの職場に、
悪口を言う先輩がいました。
不平不満を垂れ流します。
間近で聞いているわたしとしては
「次は私が悪口を
言われるかもしれない…」
と、戦々恐々としていました。
家で学会用のスライドを
作っているときも、
「またあの先輩に
ダメ出しされるんだろうな。」
と考える。
頭の中は先輩でいっぱい。
嫌なことを
常に考えているのです。
この状況のおかしさに気づきません。
いつものように
「嫌われたくないなぁ。」
と考えていたら、
ふと気づきました。
「嫌われたくないって、誰に?」
「わたしは誰に好かれたいの?」
「自分自身じゃん。」
このままだと
先輩の一挙一動に振り回されている
自分自身を
嫌いになりそうでした。
なぜわたしはわたしの時間を
他人に捧げているのだ?
しかも苦手な先輩に。
これでいいの?
他人に嫌われないようにする。
それは出口のない迷路に
入るようなものです。
他人の心は分からないし、
コントロールできません。
コントロールできるのは
自分の思考だけ。
気がついたわたしは
次のことをしました。
職場にいくと
例の先輩がいます。
また悪口を言っています。
条件反射で
「悪口を言われたくない。」
「嫌われたくない。」
が発動します。
出てくる感情を認めます。
「悪口言われたくないんだな。」
「嫌われたくないんだな。」
で、終わり。
これ以上は考えない。
繰り返し嫌なことを
反芻しないことがポイントです。
思考を切り替える連取をすることで、
先輩が悪口を言っていても
気にならなくなりました。
「また悪口言ってる。」と
距離を置くことができました。
楽になりました。
俯瞰して自分を見つめると
気持ちは消えます。
自分が何を考えているか
分からないから混乱するのです。
まず気づく。
感情を認める。
俯瞰し自分を眺めることで、
ネガティブに触れていた感情が
正しい場所に戻ってきます。
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