心が震えるとき
こんにちは、
精神科医の諸藤えみりです。
皆さんはどういうときに
喜びを感じますか?
心が震えますか?
「あ、私、
こういうときに喜ぶんだ。」
と気づいたのでメモ。
端的に言うと、
私は人の善意や優しさにふれると
心が震えます。
最近あったエピソードとしては、
カンクンから帰る飛行機の中に
お土産のマグカップを
忘れたとき。
慌てて成田空港の
インフォメーションセンターの
受付の方に相談しました。
受付の方が急いで
航空会社に
連絡を取ってくれました。
(この方、本当に親切だった。)
航空会社の方も
心優しい方で、
マグカップを見つけてくれて
私のところまで
届けてくれました。
他国の航空会社なので
半分諦めていたけれど、
たくさんの人の優しさで
マグカップが
私の手元に戻ってきてくれました。
じーんとする。
マグカップでコーヒーを飲むたびに
この方々のお顔を思い出します。
もう1つエピソード。
街でアクセサリーショップを
探してたとき。
Googleが示した場所に行っても
お店がありません。
同じところを
グルグルしていました。
すると、
佐川急便の方が
「どうされましたか?」
と聞いてくださって、
一緒に探してくれたのです。
「お仕事中なのにいいんですか?」
と聞いても
「大丈夫ですよ。」
と探してくれる。
見つからなくて
佐川急便の方が
お店に電話してくれたら
まさかの閉店でした。
「残念でしたね。」
と言い、
その方はお仕事に戻られました。
こんなに優しい人が
世の中にはいるんだと思いました。
今思い出しても
心がじんわり温かくなります。
話は変わりますが、
先日
バッグを購入しました。
嬉しかったけど、
あまり心が動かなかった。
そんな自分に驚いきました。
私にとって
物で得る喜びは
終わったんだなと感じました。
物を買ったときよりも、
自分1人で
何かを成し遂げたときよりも、
人との繋がりに心が震える。
人からの何気ない気遣い、
思いやり、
慈しみ。
ずっと心に残っている。
私が死ぬときに思い出すことは
数々の
手に入れたものじゃない。
人の温かさなんだろうなと思う。
こう思うと、
これから何を大切にして
生きていけばいいのか分かる。
あなたは
どういうときに心が震えますか?
是非考えてみてくださいね。
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